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もんとちゃん
助産師
こんにちは、もんとちゃんです。
びっくりする程、毛深かった私が、過去に体験した辛い出来事をきっかけに、ムダ毛処理や脱毛に奮闘してきました。

このブログでは、そんな私の毛にまつわる失敗が、たくさん書かれています。

同じように、毛深い悩みを抱えている方の、励みになれば幸いです。

妊娠初期に脱毛してしまいました。赤ちゃんに影響はありますか?に助産師が答えます

妊娠初期に脱毛してしまいましたに助産師が答えます
この記事はこんなあなたに向けて書きました
  • 妊娠初期に脱毛をうけてしまった。赤ちゃんは大丈夫なのか心配している
  • 妊娠中、脱毛を受けられない理由が知りたい
  • 脱毛に通っている途中で妊娠したらどうしたらいいのか気になる

私自身、脱毛に通っている途中で妊娠して、中断した経験があります。
結局再開できずに終わってしまいましたが。

妊娠初期は、妊娠していることに気づかないということは、よくあることです。

そのため、妊娠に気づかず
「薬を飲んでしまった」
「お酒を飲んでしまった」
「レントゲンを撮ってしまった」

「赤ちゃん大丈夫ですか!?」
という相談を妊婦さんからよく受けていました。

脱毛に関しても同じように、心配している妊婦さんがいるだろうなあと思い、

書いてみることにしました(*‘ω‘ *)

目次

すでに脱毛した人は大丈夫。これから脱毛する人はやめておきましょう。

↑これが私の結論です。

脱毛と胎児(お腹の赤ちゃん)について、研究されている論文や文献は見つかりませんでした。

なので、妊娠中に脱毛の光やレーザーが、赤ちゃんに何らかの影響を与えるというエビデンス(科学的根拠)はなく、

わからないというのが本当のところです。

ただ、美容・医療脱毛で使われている光やレーザーは、子宮に届く程の波長ではないので赤ちゃんには影響がないと考えられています。

多くのクリニックも同じような解答をしていました。

じゃあ、なぜ今から脱毛をする人には

「やめたほうがいい」

と答えるのかと言うと、

影響はないと考えられるものの、十分なエビデンスがないからです。

それだと、万が一何かあった時に

脱毛が原因だったのではないか」と考えてしまう可能性があるんです。

これは「脱毛」だけに限らず、科学的根拠はないけど、なんとなく「妊娠中の赤ちゃんに影響がありそう」だと思われている、全てのことに言えます(;^ω^)

例えば
美容室で髪の毛を染めることなどがそうです。

今では「大丈夫ですよ」と答える産婦人科医が多くなってきたなと感じる一方で、

心配性の妊婦さんに対しては
「心配なら、今は控えた方がいいよ」と一言添えているのも事実です。

心配や不安な状態で、妊娠生活を送るのはしんどいです。

せっかくのマタニティライフなのに、ママが精神的に不安定になってしまえば、それこそ悪影響ですからね。

サロンやクリニックが妊婦さんの脱毛をしない理由

脱毛の光やレーザーは、胎児に及ぼす影響はないと考えられています。

でも、証明されているわけではないので、念のためやめておきましょうというのが本当のところだと思います。

またそれだけではなく、妊娠中は脱毛する上で様々な不都合が起きやすいので施術しない、というクリニックがほとんどです。

妊娠中に脱毛することで、考えられるデメリット4つをまとめてみました。

妊娠中に脱毛をしない理由その1
脱毛の効果が得られにくいことがある

妊娠中はホルモンバランスの変化で毛が一時的に濃くなったり、毛周期が乱れたりします。

それに伴って、効果が得られにくくなるようです。

せっかくお金を出して、脱毛をするのだから、効果のある時に受けたいですよね。

妊娠中に脱毛をしない理由その2
肌トラブルが起きやすい

脱毛関係なく、妊娠中は肌トラブルを起こしやすいんです。

乾燥したり、痒みが増えたり、全身に蕁麻疹ができる方もいます。

これ程肌が敏感な時に、脱毛の光を当てると、きっと肌荒れするだろうなあというのは容易に想像できますね。

また、肌トラブルは脱毛時の痛みにもつながるので、やはり妊娠中の脱毛は悪条件がそろってしまうんです。

妊娠中に脱毛をしない理由その3
脱毛中の体勢が負担になる

妊娠中はできるだけ避けてほしい体勢があります。
それが、「あおむけ」と「うつぶせ」です。

あおむけは

お腹が大きくなってきた頃に、その重みで子宮と背中の間の方にある太い血管を圧迫することで、血圧が下がったり、気分が悪くなったりします。

うつぶせは

お腹を圧迫する姿勢なので、避けてほしい体勢ですね。

どちらも脱毛の施術を受ける際に、長時間とらないといけない体勢だと思うので、やはり妊娠中の脱毛は避けた方が良いと思います。

妊娠中に脱毛をしない理由その4
体調の変化が起きやすい

妊娠中は妊娠していない時と比べると、ちょっとしたことで体調を悪くすることがあります。

長時間、同じ姿勢をとらなければならないことも、もちろんそうです。

それに、妊娠中は臭いにすごく敏感になったりします。

施設内の香り、施術してくれる方の整髪剤や服の柔軟剤の香り、タオルの香りなど、

普段は良い香りだと思っている香りが、耐えられない臭いとして、気分を悪くすることもしばしばあります。

寝ているだけで楽ちんだと思っていた脱毛が、妊娠前に比べるときつく感じるかもしれません。

脱毛期間中に妊娠したら

妊娠に気づいた時点で、通っているサロンやクリニックに連絡しましょう。

多くの施設が、一定期間の休止ができる制度を取り入れているはずなので、早めに手続きをとると良いです。

また、一定期間脱毛を中断することで、脱毛の効果に影響することはないので、安心してください。

休止期間はそれぞれで違ってくると思います。

これから脱毛サロンやクリニックに通う方で、妊娠する予定のある方は、中断条件の良いところを選んでもいいかもしれません(*‘ω‘ *)

脱毛再開のタイミング

再開のタイミングについても、それぞれのサロンやクリニックによって違います。

通っている施設の指示に従ってよいと思いますが、産後は妊娠前の状態に戻るまでに少なくても6~8週はかかります(産褥期といいます)。

育児の状態によっても、体への負担は個人差があるので、自分の体とも相談しながら無理せず再開時期を決めてくださいね(*‘ω‘ *)

ここが1番大切です!

最後に、妊娠したことに気づかず脱毛したことで、落ち込んでしまっている妊婦さんへ
私が尊敬する産婦人科医の言葉を代弁します。

心配することはあなたではなく、私たち(医療者)の仕事です。
妊婦さんはただお腹の子と一緒に、妊娠生活を楽しめばいいんです
。」

妊娠中は不安なことも色々あると思いますが、せめて体の心配だけでも専門家に任せてみませんか(*‘ω‘ *)

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