- 医療レーザー脱毛の種類や、自分に合ったレーザー脱毛の種類を知りたい
- 痛みが少ない脱毛の種類を知りたい
- レーザー脱毛の種類でクリニックを選ぼうと思っている
レーザーの種類わかんないから、クリニックが選べないんだよなあ
レーザーの種類でクリニックを選ぶのは、やめておいた方が良いと思うよ
そうなの?
参考にするのはもちろん良いと思うよ。
特徴がだいたいわかってれば、いいんじゃない?
ここでは、医療レーザー脱毛についてお伝えしていこうと思います。
サロンの光脱毛とは全く違うものになるので、注意してくださいね。
はじめにお伝えしておくのですが、医療脱毛クリニックをレーザーの種類や機械だけで決めるのはお勧めしません。
それよりも大切なことがあるからです↓
レーザーの種類や機械は、あくまでも「選ぶ条件の一つ」として参考にしてもらえたらと思います。
レーザーについてちょっとだけ説明します。
医療脱毛は、ほとんどがレーザー脱毛と呼ばれる種類で、サロンで使用するような光ではなく、「レーザー」を使用します。
レーザーは簡単に言うと、全ての光が同じ向きに直線であたるような、レーザーポインターの光などを言います。
それに比べて、サロンで使用する光は、色々な種類の光が方向もバラバラに、飛び散る感じです。
カメラのフラッシュのような光がそうです。
どちらも毛のメラニンに吸収されて、熱を発することで脱毛効果を発揮する点では同じです。
ですが、毛根部分を破壊することは医療行為とされ、クリニックだけに許されている行為なので、サロンでの光脱毛では、その効果は求められないことになります。
ですが、私が過去に受けた光脱毛は20年経った今でも、全く生えてきません
詳しくはこちら
レーザー脱毛の種類って?
レーザー脱毛の種類というと、レーザーの種類と機械の種類をごちゃ混ぜに考えている方も多いのではないでしょうか。
レーザーは光の種類で、機械は、そのレーザーを搭載する機器になります。
レーザーの種類と機械の種類は別のものになるので注意が必要です!
ちなみに、レーザーの種類がわかれば、機械についてもクリニックの紹介文やメーカーさんのホームページなどを読めば、ある程度わかるようになると思います。
レーザーの種類
日本の脱毛で使用するレーザーの種類は主に3つになります。
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- ヤグレーザー
レーザーの種類によってそれぞれの肌質や毛質に向き、不向きがあるんですよ(*‘ω‘ *)
レーザーの種類①:アレキサンドライトレーザー
波長(レーザーを波で表現すると波一つ分の長さ)が755㎚と3つの中で一番短いです。
波長が短いほどメラニンへの反応が強いため、3つの中では一番黒色に反応するレーザーです。
反応が良い分、パワーが少なくても効果が出るのでショット式の中では、比較的痛みが少なく感じるようです。(ショット式については後で説明します)
日本人の肌とも相性が良く、肌色と毛の色の差が大きい人の脱毛に向いています。
初期から最も良く使われてきたレーザーです。
最近では、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを併載して使える機械が主流となっています。
メリット
- 肌が白く、毛が黒い方への効果が大きい(剛毛に高い効果を発揮する)
- メラニンに反応しやすいため、毛穴の黒ずみ、くすみ、シミ、ニキビの改善なども期待できる(美肌効果が期待できる)
- 3つのレーザーの中では痛みが少ない(当て方がショット式であれば)
デメリット
- 色黒や日焼け肌に向かない
- 産毛にも向かない
- ひげ、腕(ひじ上)、背中などでは効果が下がる(レーザーが浅い部分にしか届かないので)
レーザーの種類②:ダイオードレーザー
波長は800㎚ー940㎚で、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間くらいになります。ある程度の色素沈着した皮膚にも強いレーザーです。
波長が長く奥に届くので、アレキサンドライトレーザーのように表にあらわれるような、美肌効果は特に得られないです。
ダイオードレーザーを搭載している機械は、「蓄熱式脱毛」と言って、レーザーの当て方が通常とは違うタイプの当て方を可能にしたものが多いです。
それに対して通常のレーザーの当て方は「ショット式」や「熱破壊式」と言われます。
ダイオードレーザーはレーザーの当て方によって、特徴が全然違ってくるので、そこを分けてお伝えしようと思います。
ダイオードレーザー/ショット式(熱破壊式)
一発でパシッと熱を発し、メラニン(黒色)に反応して毛根部分を破壊していく方式で、通常の脱毛で行われている方式です。
【ショット式のメリット】
- アレキサンドライトに比べ多少の色黒肌でも使用できる
- 蓄熱式に比べて剛毛に効果がある
- 蓄熱式に比べて即効性が高い
【ショット式のデメリット】
- パワーが強い分痛みを感じやすい
- アレキサンドライトに比べて産毛への照射はしやすいが、蓄熱式に比べると産毛への効果がやや低い
ダイオードレーザー/蓄熱式
弱い熱を連射して繰り返し当てることで、じわじわと皮膚の中に熱をため込んで、毛根部分を破壊します。
メラニンをターゲットにしておらず、バルジ領域のみを破壊すると言われています。
【蓄熱式のメリット】
- パワーが弱いので痛みが少ない
- 色黒肌、日焼け肌に効果がある
- ほくろを避けずに施術できる
- 産毛に効果がある
- 肌に優しい
- 照射スピードが速い
【蓄熱式のデメリット】
- 即効性は低い(効果がでるのに時間がかかる)
- 通院回数が多くなる可能性が高い
最近は「痛みが苦手な方」や「色黒肌」の方などに蓄熱式の脱毛が人気のようですね。
レーザーの種類③:ヤグレーザー
波長は1064㎚で、3つの中で一番長く、深い所まで届きます(根深い毛に届きます)。
アレキサンドライトレーザーの弱点を補うために用いられることが多くなったレーザーで、最初から使われることは少なく、いざという時のお助けレーザーとして、補助的に使われることが多いようです。
アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーでは抜けにくい毛や硬毛化した毛を脱毛する目的で使われます。
メリット
- メラニンに反応しづらいので、色黒肌や日焼け肌のひとでも脱毛可能
- 硬毛化した毛を脱毛するのに向いている
- 他のレーザーに比べると表皮(皮膚)のやけどを起こしにくい
- 根深い毛や産毛に効果を発揮する(男性のひげなどにも効果があります)
デメリット
- 痛みが強い
- 他のレーザーに比べると真皮(皮膚の深い部分)のやけどを起こしやすい
脱毛機の種類もクリニック選びにそれ程重要ではありません
これらレーザーを搭載したものが脱毛の機械になります。
ここからはちょっとだけ機械の紹介になります。
最初に言わせてもらいますが、ここはすっ飛ばしてもらって構いません。
そこまで深く理解しなくても、ある程度「こんな感じか~」くらいでいいのかなと(*‘ω‘ *)
何度も言いますが、私にとって機械選びはクリニックを選ぶのに、それ程重要ではないんです。
追記:
医療脱毛クリニックでも、サロンで使うような機械を取り入れているところもあるとの情報を目にしました。
意図的に取り入れているのか、メーカーさんに勧められて知らずに取り入れているのかは、わかりませんが、いずれにしても、サロンで使うような機械だと、脱毛回数がかかってしまうので、それだけ料金が発生してしまうようです。
機械の種類だけで、クリニックを選ぶことは勧めませんが、どのような機械を使っているかを確認することは必要だと思いました。
日本で認可を受けている脱毛機
脱毛の機械は世界中にいくつもありますが、日本で厚生労働省の認可を受けている機械は全部で7つになります(2021年1月現在)。
とりあえず、この7つについては紹介しておきます。
1.GentleLase Pro(ジェントルレーズ プロ)
アレキサンドライトレーザー搭載です。
レーザーを当てる面積が広いので一度に広範囲の脱毛ができ、当てるスピードも速いのが特徴です。
2.GentleMax Pro(ジェントルマックス プロ)
アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザー搭載です。
2つの波長を搭載することで、幅広い脱毛治療に対応しています。
3.メディオスターネクストプロ
ダイオードレーザー搭載です。
蓄熱式脱毛ができる。施術時の痛みや不快感が軽減。幅広い肌質に使用可能です。
4.メディオスターモノリス
ダイオードレーザー搭載です。
蓄熱式脱毛ができる。
メディオスターネクストプロの後継機種。
照射スピードが速く、幅広い肌質に使用可能。強力な冷却装置がついており、肌トラブルのリスクを抑えることができます。
施術者を選ばない操作性の良さも兼ね備えています。
5.excelHRシステム
アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザー搭載です。
2波長を搭載し、幅広い肌質への脱毛が可能です。
優れたクーリングシステムでお肌を守り、痛みの少ない施術が可能。
短い施術時間で高い脱毛効果を実現します。
6.LightSheer Duetダイオードレーザーシステム
ダイオードレーザー搭載です。
2つのハンドピース搭載で、部位に応じて使用できます。
広範囲の部位を短時間で完了。
痛みが少なく、冷却時のジェルが不要なタイプもあります。
7LightSheer Quattroダイオードレーザーシステム
ダイオードレーザー搭載です。
2つの波長を搭載し、幅広い肌質や毛質に対応できます(色素が濃い肌質や剛毛にも適した脱毛ができる)。
2つの大きさのハンドピースを搭載していて、部分脱毛から広範囲の脱毛がスピーディにできます。
PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)というところで、承認審査をしてから厚生労働省で認可されるようです。
PMDAのサイトでは、それぞれの承認された機械について検索できるので参考までにどうぞ⇒PMDAのサイト(https://www.pmda.go.jp/)
他にも米国FDAに認可された機械など、安全性にも効果的にも優れた機械がたくさんあるようです。
ここでは書ききれないので、気になっているクリニックなどがあれば、調べてみて下さーい(丸投げですみません)